ステンレスのマルテンサイト系の案件がそこそこあるので今回また新たなチップでデータ取り。
コストパフォーマンスが非常に良い韓国メーカーのチップを最近よく使用してるんですが、D型で長引きする場合の境界磨耗が酷い。。
特に素材外径加工の1発目に多いです。チップ形状や環境をいろいろ変えて試したけど目立った改善は見られず。
そこでちょっと前から気になってたドイツのワルターってメーカーのチップ試してます。
被削材はマルテンサイト。メーカーのチップ選定表にはP材(鋼)となってんですが、オーステナイトとの併用でM材(ステンンレス)を仕入れて試してみました。
加工時間は正味10数時間でしたが境界部の磨耗は全く見られずいい感じです。調質材ではないので硬度が上がればどこまで発揮するかが楽しみです♪
次はオーステナイト系の304でシャフト材を。
こちらは周速110mくらいがベストなんかな~切込みと送りのマッチングは大体把握出来ました。周速の上げれない大径物には使えそうですが、量産のシャフト加工であれば別ので使い分けた方がよさそう。
素材種類が多いと汎用性をどこまで求めるか難しいですが、数年前と比べればチップ、工具の質は格段によくなってますね。
ワルターもドイツのメーカー、やはり良い物のようですが韓国、台湾のメーカーも最近は相当ハイレベルです!
うちもNC用の難削材用チップとエンドミルの一部はシフトして重宝してますが、各国が超硬にシフトする中、日本も高硬度材やサーメットコーティングにはハイレベルなものが多いので、工具が命の加工屋としては価格帯でがんばってほしいところですね。。
加工費どんどん絞られてるしね...!(>_<。。。
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担当 : 永井 憲司
切削加工の永井鉄工所
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